ohi-sama’s blog

晴れときどきPerfume

続々・極々私的な記事 ~ またもやお返事編

とらやぎさん
>mcとPTAのコーナー以外は、
>動きも全て決められている。
チャップリンのモダンタイムスです。
>オーディエンスのほとんどが、
>同じような日常を送っている。

ライブ自体が文明批評になっているんですね。表現の場であるはずのライブが、実は巨大な管理システムだった。「完璧な計算で造られた楽園」とは、良くも言ったものです。

>BABYMETALとの比較を考えていたときに思ったのは、
Perfumeは、抹茶であると。
>BABYMETALはワインなんですけど。
>Yutubeで抹茶のファンになった人が
>自分のところで、茶会を開いてほしいと。
>茶会の作法として、PTAがあると。
>なので正式の作法に則った茶会をやるべきだし、海外のファンもそれを望んでいる。
>ただ、抹茶が嫌いな人には、勧めるべきではない。ワインでも飲んでればよろしい。
>でも、あの場所にいるだけで幸運です。

これは同じようなことを自分も考えていたことがあって、この間書いた記事もその流れ。
わかろうとしない奴は、わからないままで良いと。懇切丁寧に説明しても、問題意識を共有しない相手に何を語っても無駄だと。

先日、spending all my time のリミックス聴いたときも、コラあかん。ヤスタカ以外勝手にいじらせるべきでないと思いましたよ。曲が持つ意味を全く理解しない人という印象を受けました。
曲以前に、詩もわかっていない。

”spending all my time” "loving you forever" これって、ゼッタイに相容れない。愛と引き替えに自分の命が無くなっていくという事ですから。これを呪詛のように繰り返す。

ここでの愛は、消費の対価でしかないんですよ。しかも、支払った時間は戻りようがない。凄まじい資本主義批判。これをカンヌ国際広告祭でやってしまう。

そういうの、きっと何も理解しないで、挙げ句の果てにはPerfumeの過去のPVやライブを全く参考にせずに、チョイチョイとやっちまったんじゃないかと。いつもの邪推ですけどね。何度も聞き返せば感想変わるかも知れませんが、再度聞く気がしないのが本音。*1

とらやぎさんの「正式な茶会」という意見はわかるし、「日本と言えばPerfumeだ、覚えろ」と啖呵を切っても良いとも思います。昔、野茂英雄が大リーグに移籍する際、「お前は英語が出来るのか」と質問を受け、「自分は英語の勉強でアメリカにいくんじゃない。野球をやりに行くんだ。」と答えたという逸話もありますので。


ただ、あの3人は相変わらず下の動画の調子なんですよ。平常心というか,肝が据わっているというか、gdgdというか……。これでも良いんでしょうけど、何かを伝えるにはやっぱり足りない。英語ができたり、海外の話芸を学んだり、何か武器はあった方が、たとえ使わなくても気持ち的に楽なんではないかとは思いますね。

三分の一が手を振らない状況というのは、かなり凹むと思うんですよ。そこだけが自己表現が許されてるわけですから。

GAMEツアーではアトマイザー劇場なるものがあったらしいですが、コントでも漫才でもイイですが、海外向けにちょっと客を楽しませて引きつけるフックがもう一つあればいいなと。そのあとでPTAの方が流れが良くないですか?


Perfume finally to made US debut ! " LEVEL3 " Bonus Edition - YouTube

 

まあ、考えても考えてもキリがないので、WT3を待つしかないのが本当のところ。期待半分、不安半分です。

 

あと、BABYMETALについては、主導権が海外ファンにあるでしょうから、誤解を招く言い方かも知れないですが、「在日海外バンド」という理解でもおかしくないのかなと。日本文化が~という文脈に籍を置くべきではないし、COOLJAPANが~でもないんでしょう。そのくらいPerfumeとは背景が異なるグループというイメージです。

 

CAPS LOCK(初回限定盤)

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LEVEL3(初回限定盤)(DVD付)

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*1:※ちなみに、Perfume自身もLEVEL3についてはミスリーディングしてるところがあって、それは発売時につけられた「最強のダンスアルバム遂に完成」というキャッチコピー。これをメディアに出るたびに宣伝する。

ところが、同時期にCAPSULEはCAPSLOCKというアルバムを発表するのですが(LEVEL3が2013/10/2、CAPSLOCKが10/23)、クラブミュージックとは全く異質な内面的・内省的な音楽です。坂本龍一のアルバムですと言われても、知らない人はそのまま信じるでしょう。中田ヤスタカが何をしたかったのかを理解する上で、聴いておいて損はないと思います。

その影響をうけてLEVEL3には「ふりかえるといるよ」「Sleeping Beauty」「Dream Land」が収録されたと自分は考えています。東京ドームで踊るためのアルバムという理解は、商売を抜きにすれば、余りに表層的かと。