ohi-sama’s blog

晴れときどきPerfume

約束のもつ意味

⒈ おさらい

何のことはない。きのう書いたファンカメラ問題の続き。

ファンカメラ映像問題に寄せる雑文 - ohi-sama’s blog

 

Perfume動画の二次創作やっていらっしゃる方々が、どうしても今回のファンカメラの件、我慢がならぬと云う。

Perfumeがネタばれ、場内撮影禁止をお願いしているのに、約束を破って堂々とYoutubeにアップするなど言語道断。

 

Perfumeとの約束はファンにとってとても重い」

 

だが、これを外人が全く理解しない。

いままでも事あるごとに違法アップはしないでくれと伝えてきたが、今回はあまりのファンカメラの数に多勢に無勢。

創作活動は一旦切り上げ、動画を取り下げるようYoutubeを巡回してお願いまわりに行くのだと。これに賛同して、いいね!を付けた者が約40名。

国内Perfumeファンにとって、今回の騒動はまさに黒船。このまま攘夷決行となるんでしょうか?

 

⒉ 悪しき言霊
しかし、そんなに大事な「Perfumeとの約束」って中身は何なのだろうね?と、しばし考え込みました。

公演の種明かしは業務妨害である。これはわかる。芸能人には肖像権がある。これもわかる。金を払った客でもルールとマナーは守ってくれ。当然のことでしょう。

でもね、「ネタばらしをしないで下さい。撮影をしないで下さい」Perfumeからは頼まれただろうけど、それ以上のことを彼女たちは要求したのでしょうか?

守れない人には、こうして対処して下さい」と約束したのでしょうか?

それに、これはどういうノリでやってることなんだろう?80年代に流行ったアイドルの親衛隊というやつか?何かの神懸かりか?首をかしげることばかりです。

 

 

確かに、Perfumeの言うことをきかない今回の彼らは素行は悪かったのでしょう。

でも、チケットを買ってわざわざ来てくれたファンの方々ですよ。私利私欲だけの違法アップと同じにみていいのですか?

撮った映像だって絶対に商品化できないような屑ばかりですよ。商品であるCD,DVDをアップロードするのとは事情が違うんですよ。

自分が悲しいのは、ファンがファンを憎むこと。「Perfumeとの約束」によって誰も望まない結末が来る。これでは悪しき言霊ではないですか。こんな約束なら初めからしない方がいい。

そのうち、ファンカメラはオフィシャルに削除される。公式の映像が出ればこんなものは誰も見なくなる。なぜもう少し待てないのでしょうか。

 

⒊ 約束の意味
Perfumeとの約束はとても重い。ファンカメラは削除すべしと主張する方々はそこを強調します。
しかし、言葉は決して「記号」と同義ではありません。
「ありがとう」。辞書には感謝をあらわす言葉とあっても、顔を下に向けながら言われた「ありがとう」は感謝の言葉でしょうか。後ろ向きにいわれたらどんな意味になるのでしょうか。
適切な受け取り方は、時と場合によって異なるのです。
 
だいたい、ファンとの約束は、対等な立場で交わされた言葉ではないでしょう。

 

Perfumeは売れない時期が長かったため、同調圧力を使うという癖をつけてしまっています。PTAしかり、西脇商店しかり。何が何でも、どんな手を使ってでも客をつかむ。もちろん、そこが好きでファンをやってる方もたくさんいます。

ですが、見方を変えれば、どうにかして芸能界で生き残るために苦肉の策でやった、一種の集団催眠的なトリックです。タネを明かせばそんなもので、そういう場での約束です。

 

西脇綾香樫野有香大本彩乃も、元はただの人間です。良い面も悪い面もある、私たちと同じ人間でしょう。

ライブは天皇への謁見ですか。CDは玉音放送なんですか。なぜ言葉の意味を字面だけでしか捉えようとしないのですか。

 

いずれ尊王攘夷のような発想では、もはやPerfumeは立ち行かないのですよ。

売上が下がったことを違法アップロードのせいにしてる向きもあるけど、停滞の原因はそんな陰謀論を持ち出すまでもないことです。

 

端的かつ客観的にいえば、Perfume自身が年齢を重ねたこと、中田ヤスタカの音楽性がCapsLockに代表されるような内面性を重視したものに変わっていったこと。

しかし、それに反して楽曲は Magic of Love から Cling Cling まで極端なアイドル路線をとってしまい、齟齬と陳腐化が進んだこと。これが原因です。

spending all my time以降、シングルで頭をガツンとやられるような曲が生まれていないのです。ファンなら、そのくらいわかるでしょう?

TeamPerfume自身が変化を受け容れ、新しい考え、新しい人材を取り入れて変わっていくしか方法はないんですよ。

 

だから、「Perfumeとの約束は重い」と原理主義的に主張して、他のファンに責任があるかのように誘導する意見には賛同しかねるのです。

 

それでも、Perfumeがファンと交わした言葉にはきっと意味が有るはずだというのなら、この歌を聴いてください。


キラキラの夢の中で 僕たちは約束をしたね 
その日がいつか来るまで 泣かないよ 思い出すよキミを


いつまでも心の中にしまっていてほしい。

Perfumeが言いたい「約束」という言葉の意味は、ただそれだけなんだと私は思います。

 


[MV] Perfume「GLITTER」 - YouTube