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ohi-sama’s blog

晴れときどきPerfume

「僕とキミ」研究序説

id:andorei

「僕と君」の両方が言葉として詞に出てこないとしても、
僕と君の二人の登場人物で成り立っている詞の曲、たとえば『マカロニ』とか『クリンクリン』ですが、そういうのって、どう扱ったらいいもんでしょう?

 

人間は二十五歳で終わりなんだろうか? - ohi-sama’s blog

 コメント欄より

 

熟考した上での答えではないので、ふーんと聞き流してくれると有り難いのですが。

(内容があんまりなので、もう一度書き直します。主語がないと言われる日本語ですが、「僕とキミ」は友人関係を前提とした一人称で、セットで使われることが予定されてる。そういう特殊な言葉だということを押さえて頂ければ、あとはだいたい分かってきます。)


・「僕とキミ」の場合は「僕=キミ」であり、ここでの「キミ」は実体を持たない観念上の存在に近い。
・「僕」「キミ」のどちらかが欠けていると、相手方は他者としての性格が強くなる。

このような特徴があるという仮説を立ててます。

 

まず、マカロニですが、これは明らかに実体上の存在。だって食べ物としてマカロニが出てくるんですから。Cling Clingも生きている人間としての実体がある。「つまむ裾にもつんつんつん」まさに生身の何処にでもいる子供の歌です。

 

対して、コンピューターシティ。

「絶対故障だ てゆうかありえない 僕が君の言葉で悩むはずはない」って、そこでいう君ってどんな人よ?全く実体がないのです。これは過去記事で書いてます。参考まで。Perfumeは愛を歌うか - ohi-sama’s blog

 

 エレクトロワールド

もう、言わなくてもイイよね、わかるよねという凄まじい希薄感。

Twinkle Snow Powdery Snow

一応実体としての彼女はいるんですが、全て主人公の少年の自省で完結しているでしょ?

ポリリズム

「ああプラスティックな恋だ」。難しく言えば可塑性ですかね。どうにでも変形可能だという、これまた実体がない歌。

DreamFighter

「ねえ みんなが言う 普通ってさ」。普通と言っちゃうから、どんな人なのかわからんのよ。何か特徴ないの?

GLITTER

「その日がいつか来るまで 泣かないよ 思い出すよ キミを」。もしこの歌が本当に震災犠牲者に捧げられた歌としたなら、もうキミはいないのでしょう。

未来のミュージアム

「キミにも出来るはずさ」。ドラえもんが映画を見に来てくれた子供達に言っているんでしょ?そういう不特定多数のキミであって、のび太くんが歌うなら「僕にも出来るはずさ」でも良いわけです。

DreamLand

夢の中にいるキミを救いに行くストーリーなのですが、夢の中のキミというのは、すなわち自分自身なのでして「僕=キミ」をもっとも強く体現する楽曲になっています。

 

明日早起きしないといけないんで、やっつけ仕事ではありますが、「僕とキミ」の世界に他者が存在しないことは理解頂けたかと思います。

 

あと、歌詞カードあったら注目してほしいのは、

コンピューターシティは「僕と君」

エレクトロワールドから未来のミュージアムまでが「僕とキミ」

DreamLandになると「ボクとキミ」

記号化の度合いが進んでいるんです。

歌詞カードは見るなと言いながら、中田ヤスタカは実に芸の細かいことやってますよ。

 

ではおやすみなさい(笑)